公益財団法人中山がん研究所 離島検診

御蔵島離島健診

NEW平成27年度御蔵島検診のレポート

25年写真

平成27年11月日(水)と13日(木)の2日間にわたって、第27回目となった東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われました。
本年度の受診者は、1日目25名(男性13名・女性12名)、2日目は22名(男性11名・女性11名)の計47名の島民を診察いたしました。
担当医師は前年と同じく、東京女子医科大学・消化器外科の野口岳春先生にご協力を頂き、胃癌検診をお願いいたしました。
東名メディカルの技術者と財団事務局スタッフ2名が検診のサポートをさせていただきましたが、今年の大きな取り組みとしては、受診者一人に付き一缶使用していたバリウムや検査薬の薬などをプラスチックのコップに入れ替えて準備をしたことで、これまで破棄をしてきた残薬が半分ほど軽減することができました。
島の環境を維持することも、公益財団の役割の一つとしても大切なことであると感じていたので、来年も取り入れていきたいと思います。

 


平成26年度御蔵島検診のレポート

平成26年度写真

平成26年11月12日(水)と13日(木)の2日間にわたって、東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われました。

26年度は新しく、東京女子医科大学・消化器外科の野口岳春先生が担当となり、技術者と事務局スタッフが検診のサポートをさせていただきました。
26年度の受診者は、1日目29名(男性14名・女性15名)、2日目は19名(男性9名・女性10名)の計48名の島民を診察いたしました。
これまでバリウムを一人一缶使用し、残った分は破棄をしてきました。
しかし、島の環境面や薬の輸送費を見直すために、検査に必要な薬の量や一人当たりの平均使用量を測定しました。
来年度からはできる限り薬の在庫が出ないように手配し、検診にかかる費用や環境にも心がけていきたいと思います。

 

 


平成25年度御蔵島検診のレポート

当初は平成25年10月24日(木)〜10月26日(土)の予定でしたが、台風26号の影響で延期することになりました。
出発の10日前の10月15日から16日にかけて起こった台風により、関東地域では広範囲にわたって記録的大雨が観測されました。特に伊豆大島では土砂災害で甚大な被害が出ており、25年目で初めて離島検診を延期することになりました。

25年写真

渡航の手配や準備などに追われて慌ただしいこともありましたが、平成25年11月15日(金)と16日(土)の2日間にわたって、無事に東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われました。
25年度も東京女子医科大学・消化器外科の梶山先生のもと・若手医師・技術者・事務局スタッフらで検診のサポートをさせていただきました。
最初の予定では受診者が60名近くいましたが日程の変更により少し減り、1日目26名(男性13名・女性13名)、2日目は27名(男性14名・女性13名)の計53名の島民を診察いたしました。
平成元年から始まった御蔵島での胃癌検診の半世紀を振り返る意味で、離島検診事業に関する御蔵島からの感謝状を下記にご紹介したいと思います。
左記の感謝状は平成13年に当時の広瀬村長からお贈りいただきましたが、当時の理事長は公益前の同財団設立者、中山恒明先生でした。
先生が癌及びその他成人病対策(研究・啓発活動等)に寄与することを目的に昭和33年にこの財団を設立してから長い月日が経ち、医療の技術や知識は日々進歩しています。
しかし、御蔵島離島検診では汚染水の問題から、胃カメラの機械を導入することが難しい環境にあります。
それにも関わらず、毎年胃癌検診を受診して下さる島民の方々との信頼関係をこれからも守り、少しでも多くの人々の健康管理に貢献できるよう、財団として尽くしていくことを再確認しました。


平成24年度御蔵島検診のレポート

平成24年10月9日(土)と10日(日)の2日間にわたって、東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われました。
東京女子医科大学・消化器外科の梶山先生のもと技術者や事務局らが同行し、初日に31名、2日目に27名の計58名の島民を診察いたしました。昨年より若い島民も受診され、平均年齢が49.2歳でした。
同行した当財団事務局長の報告書をご紹介いたします。

24年写真

今回から新しい機械が導入され、到着した日はスタッフ総出で、患者さんのデータをシステムに入力する作業で終わりました。
御蔵島担当者の方の適切な対応で、個々の患者さんにかかる診察もスムーズに行われた為、長時間待たせることがありませんでした。
また、デジタル化になったことで、その日のうちにデータも読影用のCDにコピーすることができ、検診結果を早く受診者の方々にお伝えできるようになりました。
御蔵島の胃癌検診も来年で25年目を迎えます。この滞在中、島民の方から島民検診当初の医師や事務局スタッフについて尋ねられる機会が多々あり、島民と財団の関係が長くにわたって結びついていることを感じました。


平成23年度御蔵島検診のレポート

23年写真

23度も平成23年10月8日(土)と9日(日)の2日間にわたって、東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われました。
東京女子医科大学・消化器外科の梶山先生のもと技術者や事務局らが同行し、初日に20名、2日目に22名の島民を診察いたしました。
御蔵島の島民は、35歳から胃癌検診を受診することができますが、今回受診をされた島民の平均年齢は50.2歳となりました(30代8名・40代11名・50代11名・60代12名)。
東京都総務局統計部のホームページでは、「平成23年1月1日現在の東京都の人口の平均年齢は43.88歳」とあり、更に区市町村別によると「平均年齢が最も低いのは小笠原村の39.49 歳で、次いで御蔵島村39.54歳」と報告されています。
このことから、もっと若い島民にも胃がん検診を受診いただけるよう、御蔵島の役場と協力し合いながらこの事業を継続していきたいと思います。

 

 

 


平成22年度御蔵健診

22年写真

「癌及びその他生活習慣病予防の為の地域無料検診に関する事業」の主要事業である東京都御蔵島村胃癌集団検診は、平成22年11月9日(火)と10日(水)に行われました。
昨年に引き続き、東京女子医科大学・消化器外科の梶山先生のもと技術者や事務局らが同行し、初日に21名、2日目に23名の島民を診察いたしました。
今回初めて御蔵島健診に同行した事務局員の一人は、「毎年行われている胃癌検診が、島民の健康管理の維持と早期癌発見・予防に欠かせない大切な事業の一つだと痛感した」と述べていました。
これからも当財団では、より多くの島民に受診をしていただき、癌予防・撲滅を継続していきたいと思います。

 

 

 


御蔵島離検診概要

離島検診は公益財団法人中山がん研究所が永年掲げている癌及びその他生活習慣病予防の為の地域無料検診に関する大切な事業の一つとして平成元年から開催されました。
昭和48年から実施された三宅島の離党検診に平成元年から御蔵島が加わり、平成11年に三宅島が噴火するまで、両島へ医師を派遣し、年一回の定期検診を通じて島民たちの健康管理と胃癌の早期発見に努めてきました。

現在では

現時点では御蔵島への検診のみでありますが、毎年11月中旬に東京都御蔵島村胃癌集団検診が行われ、東京女子医科大学・消化器外科の医師と財団事務局職員が同行し、大きな成果を挙げています。

 

医療機関や先進の技術を得られる機会が少ない島民たちにとって、この事業は大変意義のあることです。平成25年で第25回を迎えることができたという歴史が、この事業の重要性を物語っています。

さらに本年度から内視鏡による検診に切り替えることで、検査結果がすぐに島民へ伝えられることや島民の再検診の負担を無くすことが期待されます。

御蔵島位置

▲御蔵島位置

診察風景

▲診察中の中山先生